コムギ赤かび病の発病及びマイコトキシン産生に及ぼす数種殺菌剤とその散布時期による防除効果
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概要
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1.コムギ赤かび病に対する1回散布での最適な防除時期は開花期であり、既存登録薬剤ではチオファネートメチル水和剤の発病抑制効果およびデオキシニバレノール(DON)産生抑制効果が高かった。2.数種の薬剤について防除効果を検討したところ、チオファネートメチル水和剤およびメトコナゾール乳剤の発病抑制効果およびデオキシニバレノール(DON)産生抑制効果が高かった。また、2回散布は1回散布と比較して安定した防除効果が得られた。3.感染適期とされる開花期における赤かび病菌の噴霧接種条件では、チオファネートメチル水和剤およびメトコナゾール乳剤を開花始期に散布し、2回目散布の時期を開花始期の7日後とした時にデオキシニバレノール(DON)の産生抑制効果が高く、14日後では発病抑制効果が高くなり、21日後では両効果ともに低くなった。剤型では粉剤よりも水和剤の防除効果が安定していた。
- 2008-09-00
著者
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