畦畔法面への利用を前提としたグラウンドカバープランツの生育および土壌保全機能と植栽斜面方位との関係
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概要
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グラウンドカバープランツの生育,土壌流亡防止作用の斜面方位による違いについて検討した.1 リシマキア,アジュガ,ポティンティラは,南斜面のほうが北斜面よりも夏季に枯死する個体が多く,アークトセカは,北斜面のほうが春季の再生が不良であった.また,一部の草種では南斜面のほうが,春季の再生開始時期が早かった.2 地下部器官重は,草種間差が大きく,宿根バーベナ,ヒメイワダレソウ,ポティンティラでは北斜面よりも南斜面のほうが多かった.3 植栽地に発生した雑草本数は,グラウンドカバープランツの草種間差が大きく,グラウンドカバープランツの被度が高いと雑草本数が少なかった.4 植栽地から流亡した土壌量は,無植栽地からの流亡量に比べて顕著に少なかった.グラウンドカバープランツの被度が高い処理区で,流亡量が少なかった.
- 農業技術研究機構近畿中国四国農業研究センターの論文
- 2007-03-00
著者
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