体験を通して学ぶ高等学校数学科の「課題学習」 : 「図形と計量」の実践を通して
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概要
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平成21年3月に告示された「高等学校学習指導要領」では、数学科の科目である「数学Ⅰ」および「数学A」において「課題学習」が位置付けられ、「数学的活動」を通して、「生徒の関心や意欲を高める課題を設け、生徒の主体的な学習を促し、数学のよさを認識できるようにする」とされている。本稿は、この「高等学校学習指導要領」の理念に沿い実施した、「図形と計量」の「課題学習」の実践報告である。生徒に「校舎等の高さを測る」という課題与え、グループワークにより、建設業務用の「測量器」を操作させ、さらに図形の「性質や定理」を積極的に活用させ、課題解決をねらった。「数学的活動」を通して、三角比を用いた計量の考えの有用性を認識させ、事象の考察に活用させる実践の報告である。
- 三重大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
- 2012-03-00
三重大学教育学部附属教育実践総合センター | 論文
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