非行傾向を示す男子中学生に対する感情表出トレーニング適用事例の検討(2) : 自己省察の促進に着目して
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概要
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筆者が,登校拒否や非行問題を有する生徒への新たな指導法として開発を進めている感情表出トレーニングにおける自己省察の深化の促進について,その理論背景となっているGendline,E.T.の「体験過程(expriment)」と「フォーカシング(focusing)」を拠り所として理念検討を行った。また,それを踏まえて,本手法を非行傾向を示す男子中学生に継続して適用した。事例検討の結果,本事例に(1)ラポート形成の時期,(2)自己開示と自己省察の時期,を経てポジティブな意味合いでの自己表現の増加と問題行動の減少傾向が認められた。
- 新潟中央短期大学の論文
- 1997-12-00