長江文学会「土曜文芸」『長江文学』細目 : 日本統治下上海の邦語文芸雑誌一班
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概要
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長江文学会は日本統治下の上海で活動した邦人文学団体である。一九四〇年9がつから四二年五月ごろまでの二年弱の間に、現地発行の邦字新聞『大陸新報』紙上に「土曜文芸」蘭を掲載し、のちの機関誌『長江文学』を五号まで発行した。活動期間こそ短かったが、同会は在 日本人文学者を組織化した最初の文芸団体であり、かつ王兆銘政権寄りの日中文学者を糾合した上海文学研究会の前史を形成した点で注目される。本稿はその「土曜文芸」『長江文学』の細目と解題を紹介することで、同時期上海の邦人文壇に関する基礎情報を提出するものである。
- 2012-03-00
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