アメリカにおける戦後国際通貨政策の形成過程に関する研究
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概要
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本研究は、第二次世界大戦後アメリカの通貨政策構想の形成過程を実証的に分析することによって、戦後アメリカ資本主義の発達と世界経済の諸関係の解明に寄与しようとするものである。IMF・世銀を含めて、第二次世界大戦後アメリカの国際通貨政策はニューディール期から戦後にかけての歴史的産物であり、また国内通貨金融政策と不可分の関係にあり、この関係の解明が当面の主要な課題をなす。ニューディール通貨金融制度改革は連邦預金保険制度の恒久化を図ったのみならず、連邦準備銀行の人事権、預金金利規制、準備率政策や公開市場政策の権限を連邦準備制度理事会に集中することで、管理通貨制度の基本的枠組みを整えた。しかし、連邦準備制度はなお通貨金融政策の権限と責任について、解決すべき重要な問題を認識していた。
- 明治大学社会科学研究所の論文
- 2005-10-10
明治大学社会科学研究所 | 論文
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