個別従業員の年収決定要因に関する研究
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概要
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「年功賃金から、能力主義や成果・業績主義賃金へ」と言う主張は、最近ではすっかり定着してきている。しかし他方で、日本の賃金は年功賃金と言われながらも、もともと能力の違いをその中に反映させてきたという指摘もある。相反するこれらの主張が交錯しているのは、これまでの賃金に関する研究の多くが、能力や業績を直接測定せずに、年齢や勤続年数、あるいは経験年数を代理指標としてきたので、結果が年功の影響を示しているのか能力や業績の影響を示しているかが識別できなかったからである。そこで本研究では、個人の業績が比較的容易に識別できる研究開発人材に着目し、彼らを対象にした国際比較の質問紙調査データのうち日本とイギリスの個票データを用いて、その年収の決定要因を分析した。
- 明治大学社会科学研究所の論文
- 2003-07-10
明治大学社会科学研究所 | 論文
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