経営組織論の方法的課題
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概要
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経営組織の研究にみられる最近の動向に,研究対象の拡大化ならびに研究方法の新しい模索がある。前者は,経営組織の問題を企業とくに私的営利企業におけるそれを中心に扱ってきた従来の研究にみる対象の限定を,よりひろく非営利組織(nonprofit organization, NPO)にまで拡げようとする動きとして現われている。そして後者は,既存の研究に支配的であった経営組織の目的合理性を第一義的なものとして追求する機能主義的な方法を批判し,経営組織の諸現象を,組織の目的合理性を中心にしてではなく,組織における行為者たる個人にとっての意味の理解を中心にして捉えようとする新しい解釈主義的方法(interpretive approach)の模索となって現われている。
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