市中病院におけるDPP-4阻害薬シタグリプチンの安全性の評価
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概要
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「要旨」シタグリプチン(以下, SG)の高齢者2型糖尿病患者における安全性の評価を行った. 対象は平均年齢69.0±9.4歳であり, SG 1日1回50mgを新規に投与開始した群13例(以下, 新規群)および他の糖尿病治療薬からSG 1日1回50mgへの切り替え群13例(以下, 切り替え群)のSG投与開始前, 開始後12週間の生化学検査, HbA1cおよび食前空腹時血糖値(FBS)について検討した. また, 問診による副作用調査を行った. その結果, 肝機能(AST, ALT, LDH)や腎機能(Cre, BUN)などの検査値は正常範囲内を推移した. HbA1cは新規投与群が6.7%から5.7%, 切り替え群が6.4%から6.3%に低下した. また, 低血糖などの副作用報告も少なかったことから, 高齢者に対しても有用な薬剤であると考えられる.
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