DNAマーカーによるイチジク品種「とよみつひめ」の識別技術
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概要
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福岡県育成のイチジク品種「とよみつひめ」の知的財産権の保護を図るとともに、正しい表示に基づいた適正なイチジクの市場流通を確保するため、「とよみつひめ」を含む国内外イチジク15品種について、DNAマーカーによる識別技術の開発を行った。SSR法およびSTS法により識別技術を確立し、前者では2種類のマーカー(LMFC20またはLMFC30)により、「とよみつひめ」の識別が可能であり、4種類のマーカー(LMFC26、LMFC27、LMFC28、LMFC30)を併用することで、15品種の相互識別が可能であった。後者では2種類のマーカー(TOP5、TOP2)を併用したマルチプレックスPCRにより、前者と比べて簡易・迅速・安価に最短8時間程度で「とよみつひめ」を識別することが可能であった。
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