非CCA防腐剤注入木材の耐久性能評価(2)
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概要
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間伐材が土木用資材として使用される機会が増加している現状から、木材の耐久性に関する知見を得るため、CCA系防腐剤の代替として使用されている4種類の木材防腐剤を加圧注入した試験材の屋外曝露試験を2000年6月に開始した。曝露開始3年後の2003年6月から、毎年1回目視による被害度の調査を行っている。また、2004年と2008年には、一部の試験体を抜き取り、非破壊法(ピロディンテスターおよび動的ヤング係数)により残存強度を測定した。その結果、防腐処理を施していない無処理の杭の耐用年数は概ね5年以下が妥当と考えられること、適正に防腐処理を行った杭では8年経過後も健全であることが解った。
著者
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