発光ダイオードと細霧冷房を利用したパッションフルーツの春実および秋実の生産
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
パッションフルーツの春実と秋実の生産技術を開発するため、春実では加温と電照栽培を検討した。また、電照栽培では白熱電球の代わりに高輝度発光ダイオード(以下、LED)による電照栽培を検討した。秋実では細霧冷房と遮光による栽培を検討した。春実では最低温度を15℃、最高温度を30℃で管理し、電照を12月上旬から行うことで1月中旬から開花し、約90日後の春期に収穫が可能となった。また、LEDによる電照栽培では花芽分化に対しては赤色光が有効で、白熱電球と同程度の結果が得られた。秋実では細霧冷房と遮光を7月中旬から行うことでハウス内温度および葉温が下がり、7月下旬から開花し、約60日後の秋期に収穫が可能となった。