高周波誘電加熱を用いた軽量ボードの開発
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概要
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スギオガコに接着剤として蒸気処理竹粉、コーンスターチあるいはポリ乳酸を添加し、高周波誘電加熱プレスを用いて軽量ボードの作製を試みた。成形性が比較的良好であった蒸気処理竹粉を使用して成形条件を検討した。また、プレス時の発熱や熱伝導特性についてシミュレーションを行い、適切な加熱時間などを求めた。これらを基に、オガコ50wt％、蒸気処理竹粉30wt％、コーンスターチ20wt％を混合した材料で、厚さ30mm、曲げ強さ8.1MPaのボードを成形できた。密度は670kg／m3で加熱時間は約480sであった。これを熱板加熱方式の熱プレスで成形するシミュレーション結果では、加熱に約3000s要することから、厚物ボードを成形する場合には高周波誘電加熱が優位であることが分かった。
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