広葉樹人工林における林分材積成長量の林分間差に及ぼすパッチ属性の影響
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概要
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滝沢演習林における広葉樹見本林を対象に、林分材積成長量の林分間差に及ぼすパッチ属性の影響を解析した。期間平均材積成長量PVIは、期首(1994年)における総平均材積成長量MVIと有意な正の関係であり、MVIは林分間競争指数BCIと有意な負の関係を示した。林分面積が大きくなるほどBCIのばらつきは小さくなるが、0.2haでもBCIが高い林分が見受けられた。結論として、林分面積が0.2ha以下で隣接林分よりも樹高が顕著に低い林分では、その後の林分材積成長量が低くなりやすい。
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