児童青年の内在化障害における心理査定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
研究動向本稿では児童青年の内在化障害(internalizing disorders)に焦点をあて,本邦で利用することができる心理査定法の展望を行った。心理査定法は,面接,自己報告,他者報告,行動観察に分類された。面接においては,本邦で利用できる診断面接の存在がいくつか報告された。また,うつ病性障害に関しては臨床家評定尺度についても開発され,利用されていることが分かった。内在化障害において頻繁に使用される自己報告式の尺度については,不安症状と抑うつ症状の2つに分けて報告がなされた。不安症状においては,伝統的なアセスメントと,新たな多次元尺度に分類し展望を行った。本邦においても両者に分類される複数の尺度が標準化されていたが,いくつかの尺度については本邦での整備が遅れていることが指摘された。抑うつ症状については,世界的に普及している尺度の標準化が進められており,尺度間の比較に関する研究もみられた。一方,他者評定や行動評定については,研究が遅れていることが示唆された。以上の展望を踏まえ,本邦の児童青年の内在化障害の心理査定法の今後の課題について議論がなされた。
- 2011-12-15
論文 | ランダム
- 米国 Rogers Dry Lake における AVNIR ・ OCTS 補正係数の相互検証
- アメリカ合衆国西部におけるADEOS AVNIRセンサのCAL/VAL実験の予察的結果 -地質調査所チーム-
- 可視・近赤外域センサの軌道上放射輝度絶対校正への地表ターゲットの二方向生反射率分布関数の影響
- 十勝大橋に用いられた鉄筋の特性及び鍛接継手
- 可視・近赤外域センサ軌道上校正用ターゲットとしての雪原の適性