高校生の自己意識が制服着装行動に与える影響について
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概要
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本研究の目的は、高校生の学校生活における制服着装行動について、自己意識という視点から明らかにしようとするものであった。制服着装行動の測定を試みた結果、女子、男子ともに1年生に比べて2年生の方が校則からの逸脱傾向の高い制服着装行動を選択していることが明らかとなり、1年生と2年生では生徒が形成している制服着装行動に関する集団規範が異なる可能性が示唆された。また、対人的な不安意識が、学校規範・ルールに対する意識や、制服を着装する際の意識に対して最も多くの影響を与えていることが示唆され、特に1年生にこの傾向がみられた。当該高等学校でみられた制服着装行動は、かっこよく・かわいく着こなすことができる自分を見て欲しいという自己呈示的な動機によるものもあるが、他方で自分が周囲の生徒から浮いていないか、目立ちすぎていないかといった評価懸念意識が強く影響した行動であると考えられた。
- 2012-03-31
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