ドイツ-ザクセン邦-のミッテルシューレにおける生物教育の歴史的分析-旧東ドイツの学習指導要領との比較に基づいて-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ドイツ・ザクセン邦におけるミッテルシューレと東ドイツのオーベルシューレとに焦点を当て,学校教育法,学習指導要領などを手がかりにし,40年間程度の隔たりがある生物教育の比較分析を行ってきた。週授業時間数はオーベルシューレ(第5~10学年)からミッテルシューレに至り1時間減少した。例えば, オーベルシューレでは生物兵器(ベトナム戦争におけるアメリカ軍の枯葉剤散布)を取り上げることを求めていたが, ミッテルシューレでは話題にもなっていないことや, 東ドイツもザクセン邦も遺伝学習はされているが, 東ドイツは遺伝子レベルで, ザクセン邦はDNAレベルまでも学習がされていることから判断すれば, 生物教育は社会主義の建設を標榜しなくなったことによるイデオロギーの変化と, 科学技術の発展による時代の流れによる変化に影響されてきたことがうかがわれる。
- 2012-03-19
論文 | ランダム
- 特別支援教育の視点から見た「新たな職」の可能性 (特集 「新たな職」と学校経営)
- 外来語を含む複合語短縮形の通時的変化
- 美保神社青柴垣神事と文化財保護について (「神社祭礼に見るモノと心」プロジェクト)
- 土地改良事業における外部経済効果の算定事例
- アクアワールド茨城県大洗水族館で飼育された卵生サメ類の産卵とふ化 (総特集 板鰓類の魅力と多様性) -- (行動・生態)