『国立公園』から『国土と健民』へ―国立公園の意義をめぐる言説の変遷(1929~1944)―
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概要
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本稿は,自然保護をめぐる議論が戦前・戦中にどのようなイデオロギーと結びつき得たかを分析するものである。国立公園制度の意義について,雑誌『国立公園』(1929~44年,1943年からは『国土と健民』と改称)誌上に掲載された論考を追い,国立公園が「国民精神」の涵養のため,あるいは戦争に耐え得る心身を作る「鍛錬」のため利用されるべきだと主張されるに至った経緯を分析する。さらに,こうした日本の言説に対応するドイツでの郷土保護・自然保護をめぐる言説を紹介し,その対比を若干試みる。In diesem Artikel analysiere ich die Entwicklung des Diskurses über die Bedeutung des Nationalparks in Japan während der Kriegszeit anhand der Zeitschrift “Nationalpark” (1929-1944). Hier wird gezeigt, daß genau der Diskurs, den Thomas Lekan als “Militalisierung von Natur und Heimat” bezeichnete, gab es auch in Japan. Darüber hinaus war der Diskurs in Japan gut vergleichbar mit dem in Deutschland während der Nazi Zeit. Diese Tatsache zeigt, daß wir über die Bedeutung des Naturschutzes tief reflektieren müssen.
- 2012-02-29
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