〈統合失調症関連〉子どもの統合失調症--広汎性発達障害との関連性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
[要約] Kannerが早期幼児自閉症を提唱して以来、自閉症と児童期発症統合失調症の概念の混乱が続いたが、1980年に発表されたDSM-IIIにて自閉症は発達障害と定義され、統合失調症とは明確に区別され、この問題は一旦解決されたかにみえた。しかし近年アスペルガー症候群が脚光を浴びるに従って再びこの問題は浮上してきた。さらに統合失調症の病前徴候や前駆症状などが注目されるようになり、特に児童期発症統合失調症における病前兆候や前駆症状は広汎性発達障害と同様の症状が認められることが明らかになってきた。また思春期の広汎性発達障害では幻聴や妄想を伴うことがあり、統合失調症との鑑別が困難な場合がある。しかし妄想の在り様や自我の成立の違いなどから両者は異なっているように思える。発達障害と診断する場合はその患者を理解し、患者自身も自己理解、自己受容につながるように、患者にとって有用でなければならない。
論文 | ランダム
- 咽喉頭,食道上部異常感症についての1考察 とくに肩,首こりとの関係
- 固体高分子型燃料電池用セパレータへの金属ガラス材料の適用検討
- アトマイズ法および単ロール法により作製したSm-Fe系粉末窒化物の磁気特性
- 流動コンクリ-トの施工に関する研究報告-1-
- コンクリ-ト水平打継部の曲げおよびせん断耐力実験報告