ハイリスク児をもつ母親の育児ストレスと育児支援の検討 : NICU 退院後1 年以上経過した早期産低出生体重児について
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概要
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本研究の目的はNICU 入院経験のある子どもの母親(ハイリスク群)と正期産児の母親(健常児群)における育児ストレス、育児サポート状況等を比較し、今後のハイリスク児の家族支援の方法について検討することである。ハイリスク群(NIUC 退院後1年以上経過している3歳以下の子どもの母親、n=15)とコントロール群(同地域の1歳6か月健診を利用した正期産児の母親、n=273)の比較をした。子どもの外来受診時、研究趣旨や方法を説明し、自記式質問紙を配布、郵送法にて回収した。また、量的データの結果の関係性を理解するため、母親4名のみに面接調査を実施した。結果として、ハイリスク群はコントロール群と比べ、育児ストレス(日本版PSI 得点)は「総得点」、「子ども側」、「親側」の全て有意に高いものであった(p<0.01, p<0.05)。下位項目では特に「C6: 子どもに問題を感じる(p<0.001)」「C2: 子どもの機嫌の悪さ(p<0.01)」が高かった。育児ストレスの高い要因や出産から育児にいたる思い、支援の必要性について検討したので報告する。
- 2011-03-30
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