大象に対する王弼易学の態度についてⅢ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
王弼易学は、象傳が卦象より卦徳を重んじる傾向にあるのに従い、卦義を論じる際に卦象を軽視しているといえる。それは、「周易略例』明象における「忘象得意」の主張に典型的に見える卦象軽視の基本的姿勢が具体化されたものであろう。だが、大象は卦象を以て卦義を論じることを重視している。そしてこの大象は象傳の次に位置しており卦義を論じる際に依拠すべき存在である。卦象を軽視する王弼はこの大象にどのように対応しているのであろうか。本稿は、王弼の大象に対する基本的態度が、卦象軽視と同時に大象の議論を象傳の議論中に取り込んでしまうことであったことを、六十四卦を分析することによって論じたものである。分量の都合から、この皿ではーと皿で分析したもの以外の二十四卦について検討した。
- 2011-09-30
論文 | ランダム
- 4.ビタミンB_2標準品に関する研究(I) : ビタミンB_2標準結晶の製造ならびにその検定成績(第6回日本ビタミン学会研究発表要旨)
- 7.ビタミンA酸化防止剤の研究(II)(第28会協議会研究発表要旨)
- 3.天然および合成ビタミンA油の比較(I) : 抗酸化剤の効果の比較(1)(第27回協議会研究発表要旨)
- 123.ビタミンC関連化合体の濾紙クロマトグラフィー(第5回日本ビタミン学会研究発表要旨)
- 甲状腺機能力進症における交感神経機能 : ことに受容体について : 第II報 : 第20回 日本循環器学会北海道地方会