離島の小学校における理科授業の実践 -壱岐市立志原小学校での「ものが水に溶ける現象」の授業-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
離島の小学校での理科授業実践として,壱岐市立志原小学校で5年生と6年生を対象としたAB方式の複式授業,「ものが水に溶ける現象」の授業を行った。ものが水に溶ける現象を理解するための粒子概念を形成でき,さらにものが水に溶ける際にはエネルギーの出入りを伴っていることを認識できる計4つの実験を行った。実験1は,市販のアメを水に浸してシュリーレン現象を観測し,“ものが水に溶ける現象”の可視化をねらったもの,実験2は,デンプン水溶液と食塩水にレーザー光を照射して,チンダル現象の観測の有無から溶液中に粒子の存在を認識させるもの,実験3は,ポリビニルアルコール製のビーズを用いて立方体の結晶モデルを作製し,それをエタノール中でばらばらにすることにより,溶液中では粒子がばらばらに存在していることを認識させるもの,実験4は,塩化カルシウムと硝酸カリウムを水に溶かすと熱としてエネルギーの出入りがあることを体感させるものである。これらの実験を行うための準備や用いた資料,授業手順などを述べた。
- 2008-03-20
論文 | ランダム
- 間隙動物の生息場所に適した砂州内環境の実験的研究
- 流域生態系の保全と復元--河川地形の生態機能の評価とその利用 ([琵琶湖]プロジェクト研究報告)
- 河床間隙水域の物理化学的特性とモンカゲロウの産卵場所選択
- PG050 「ベイズ型くじぴき課題」における推論様式の分析 : 学習にともなう変化
- PE2-36 「ベイズ型くじびき課題」における推論様式の発達的分析 : 個数表記版・頻度表記版・割合表記版の比較(教授・学習)