CA 19-9,CEAが血糖コントロールに並行して変動した2型糖尿病の1症例
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概要
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雑誌掲載版57歳男.40歳時より2型糖尿病の診断で,他院にて,内服治療を受けていたが,血糖コントロールが不良となった.CA 19-9は110.4U/ml,癌胎児性抗原(CEA)は7.5ng/mlと高値を示し,悪性疾患を疑った.下部内視鏡検査で大腸腺腫を認め,内視鏡的切除を行ったが,他の画像検査では異常を認めなかった.食事療法とインスリン療法により血糖は改善傾向を示した.それに伴い腫瘍マーカーも減少し,CA 19-9は64.7U/ml,CEAは3.9ng/mlとなった.大腸腺腫は組織学的に中等度異型で,癌の部位はなく,腫瘍マーカーの変動には血糖の関与が示唆された
- 2002-06-30
著者
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