体成分および脈波伝播速度と栄養素摂取量の関連についての検討
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概要
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体成分分析装置の検査データと脈波伝播速度および食品摂取頻度調査による栄養素との関連について検討した。男性では動脈硬化進行を認めた群が、認めなかった群よりもマグネシウムの摂取量が高値を示し、カリウムの摂取量では低値を示した。女性では、カルシウムが基準値以下の群は除脂肪量が高値を示した。葉酸が基準値を超える群は、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、部位別脂肪バランス率の胴体部で低値を、基礎代謝量は高値を示した。レチノール当量が基準値を超える群は、体重、体脂肪率、部位別脂肪バランス率の胴体部で低値を、基礎代謝量は高値を示した。男性では、ビタミンB6が基準値以下の群は体内ミネラル量が基準値内、基準値を超える群では体脂肪が低値、以下の群では高値を示した。マグネシウム・ビタミンC が基準値以下の群は体脂肪率、部位別脂肪バランスの胴体部で高値を示した。鉄が基準値を超える群・コレステロールが基準値未満の群は骨格筋量が高値を示した。ナイアシンが基準値を超える群は内臓脂肪レベル、部位別脂肪バランス率の胴体部で高値を示した。今回の結果から、栄養素と体成分、栄養素と脈波伝播速度には一部に関連が認められ、動脈硬化および体成分の変化には栄養素の摂取状況が関わっていると考えられる。
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