プレオネクシアとメテクシス : 自然の正義とゼウスの正義
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概要
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本論は,〈フロネーシス:思慮〉概念の研究に連なる論考である。プレオネクシアとは,〈より多くとる〉ことによって〈他者を凌ぐ〉自然欲望のことをいう。B.C. 5世紀末のアテネで,この新思潮(獲得)が伝統的なメテクシス(分与・配分)の社会を席捲した。〈自然の正義〉が〈ゼウスの正義〉を席捲したのである。この両者の関係を,ヘロドトスとトゥキュディデスの『歴史』を経由することによってプラトンの欲望論を新たに検討し直し,プレオネクシアという現象を洗い出してみる。
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