栄養学と医学
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概要
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ヒトゲノム解析が完了し, 21世紀には疾病の発症メカニズムの解明が飛躍的に進むものと考えられている. 糖尿病,高血圧, 高脂血症, 肥満, がんなどの生活習慣病についても, 発症に関与する遺伝的素因や環境要因が解明され, 発症前診断による発症の予防, すなわち疾病の一次予防が21世紀の医療の主流となることが期待される. 食生活は主要な環境要因であり, 食物とヒトとの相互関係を明らかにしてヒトの健康増進をめざす「栄養学」の役割は, 今後ますます大きくなるものと思われる. しかし, 薬物療法のめざましい発展に比べて, 医学における栄養学の位置づけはまだ十分とはいえない. そこで, 本稿では, 栄養学と医学とのかかわりについて, 現在の状況と今後の方向性について概説する.
- 福岡医学会,Fukuoka Medical Associationの論文
- 2003-09-25
著者
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