ジ-t-ブチルパーオキシドを用いた4-デオキシ-L-ラムノースの合成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
L‐ラムノースは抗酸菌の細胞壁のペプチドグルカンとアラビノガラクタンとの結合点の構造[→4)‐α‐L‐Rha‐(1→3)‐α‐D‐GlcNAc‐(1→]を構成する鍵になる化合物であり、アラビノガラクタンのラムノースへの結合部位を無くした4‐デオキシ‐L‐ラムノースは抗酸菌の生育阻害剤になる可能性を持つので、これを簡便に合成する方法について検討した。その結果、メチル 2,3‐ジ‐O‐イソプロピリデン‐4‐O‐アセチル‐α ‐L‐ラムノピラノシドをジ‐t‐ブチルパ‐オキシドとトリフェニルシランの存在下で140℃、 2時間加熱して得た4‐デオキシ体を、トリフルオロ酢酸で加水分解して約22.4%の収率で4‐デオキシ‐L‐ラムノースを合成した。この方法は比較的多量の4‐デオキシ‐L‐ラムノースを簡単に合成することができ、大量合成に有用な合成法であると考えられたが、収率がやや低く改善が必要であった。
論文 | ランダム
- 密着形イメ-ジセンサ (ファクシミリ技術の現況(Imaging Today))
- 高解像度・高印字品質サ-マルヘッド (〔三菱電機株式会社〕研究所50周年記念特集)
- うつ病 (脳とその周辺(特集))
- 謡曲における狂女物の狂気
- 「精神障害者のリハビリテーションと福祉」秋本波留夫,調一興,藤井克徳編