生理活性脂質ロイコトリエンB4とその受容体
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概要
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最も効率の良い生体のエネルギー源である脂質は, 近年の食事の欧米化に伴い, 肥満や生活習慣病の原因としてとらえられることが多くなってきた. 脂質は生体のエネルギー源として利用される一方で, 細胞膜の主要な構成成分として, またステロイドホルモンや生理活性脂質の材料としても重要である. 本稿では, 生理活性脂質について概説し, その中でも近年急激に研究が発展してきたロイコトリエンB4とその受容体について解説したい. エイコサノイド全体の解説に関しては拙著を参照頂きたい.
- 福岡医学会,Fukuoka Medical Associationの論文
- 2006-07-25
著者
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