砕波特性による防波堤の合理的な前面勾配について
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概要
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台風時における防波堤決壊があとをたたない現状にかんがみ,直立堤よりも勾配堤の方がよいとする見解を一歩前進させて,具体的に合理的な堤防前面勾配をいかほどにすればよいかについて実験的に考察した。すなわち傾斜板を10°~50°の間で変化させ,種々の入射波の砕波特性を調べることによって,最も重大な砕波点が壁面上に生起する時の砕波点衝撃発生限界について考察した。防波堤設計に際しての基礎資料の一つとしたい。
- 長崎大学工学部,Faculty of Engineering, Nagasaki Universityの論文