「自然とかかわる保育」の実践的保育指導力の男女差について
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概要
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自然や生物の認識の程度に男女差があるかどうか分析を行った結果、6種類の身近な生物の絵の正解率を基にした得点の比較を通して男子学生のほうが女子学生に比べて明らかに高得点であることがわかった。この理由としてはアリなどの虫の正解率の男女差が高得点につながる要因になっていた。これらの結果から、男子学生は女子に比べて虫などに対して興味関心が高いと予想された。アンケート結果からも虫が好きで、平気で触れる学生は男子学生のほうが多く、男子学生は女子学生に比べて「虫に強い」ということが裏付けられた。その背景には幼・少年期の自然体験の質的な男女差が関係していることがアンケート結果から示唆された。 (英文) As a result of analysis of gender differences in the recognition of nature and life, male students get higher score than female students through the scores comparison based on the percentage of correct answers about the pictures of six kinds of familiar life. The reason of the result is affected by the gender difference in the percentage of correct answers about insects such as ant. From the result, it is expected that male students have higher interests in insects than female student do. From the questionnaire, the number of male students who are able to touch or catch insects without hesitation is higher than female students. From these results, it is proved that male students are strong in insects, compare to female students. It is suggested that the reason of the result is related to the gender difference of experiences in nature in their childhood.
- 近畿大学九州短期大学,キンキ ダイガク キュウシュウ タンキ ダイガク,Kinki daigaku kyushu tanki daigakuの論文
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