学生支援員への支援 : 特別支援教育で大学がコミュニティに提供できること
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概要
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Recent research on the special needs education has revealed the pressing need for support systems for student volunteers. This article reports on the activities of BiLiCas (Buddy in Life by Companions and Students), a supporting system we launched a year ago for undergraduates and graduate students involved in volunteer activities at schools for special needs education. On the basis of the report, it discusses the roles universities can fulfill with respect to special needs education, by collaborating with the community and providing support to student volunteers.今年で2年目になる特別支援教育の現場では、特定の学級や特定の児童生徒を支援する学生支援者たちのニーズが高まっているが、適切な人材を確保することは決して容易ではない。また、派遣された学生支援者を支援する体制が整っていないことが多い。そのために適切な支援が提供できなかったり、支援者がバーンアウトしてしまったりということが問題となっている。筆者らは、コミュニティにある小中学校を中心にボランティア活動に携わろうとする、あるいは携わっている東京女子大学心理学科の学部生・院生らを支援する「びりっかす」という学習会を発足し様々な活動を行っている。本論文では、1年間の活動を振り返り、小中学校の特別支援教育に対してコミュニティにおける大学ができること、ならびに学生支援者への支援体制を検討した。
- 2008-09-22
著者
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