近畿圏鉄道市場における競争の特質
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概要
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「市場の失敗」の典型例とされ, 自然独占を前提として規制・運営されてきた鉄道事業にも, 規制緩和の潮流は押し寄せている。だが, 鉄道事業が独占状態を謳歌してきた時代や地域は, 実はおのずと限定される。特に, 阪神間(大阪-神戸)および京阪間(京都-大阪)を軸とする近畿圏の鉄道市場では, 1920年代から事業者間・路線間の競争が展開され, これが市場全体の特質となっている。これを明らかにすることが本稿の目的であり, まずは市場の地理的条件ならびに歴史的経緯と, 運賃競争を中心とした市場の現状を把握することを試みる。次いで, ごく最近の動向から, 鉄道事業者間の協調行動の可能性を論じ, 近畿圏鉄道市場の今後の展望を示す。 (英文) Although the railway industry in general has been regulated as a natural monopoly, the rail transport has often faced some forms of competition. In particular, there has been direct competition within the railway market in Kansai Metropolitan Areas since 1920s. The aim of this paper is to investigate its past, present and future, with a particular focus on the price competition and cooperative behaviour.
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