授業における教師の指導性について(Ⅲ)―「基礎・基本」の習得と「授業展開」―
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概要
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今日,基礎的・基本的な内容についての学習が一方では機械的なトレーニングとして,また他方ではその内容を軽視した話し合い活動のための単なる素材として取り扱われる傾向がある。これは知識や技能の「習得」と「活用」のとらえ方と無関係ではない。前者は「活用」の基礎に練習・記憶による「習得」を位置づけ,後者は豊か思考活動に重きをおいて「習得」や達成についてはあまり配慮を加えない。こうしたあり方に対して,「習得」も「活用」もバランスよく指導することが重要であるともされるが,問題の本質は量的なバランス論にあるのではない。今日の授業の基本的課題として重要なことは,「基礎的・基本的な内容」に込められている意味を確認し,これまでの日本の授業実践の蓄積を読み直すことによって,「基礎的・基本的な内容」の豊かな習得を保障する「授業展開」の仕組みを明らかにすることである。
- 2010-06-25
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