合唱曲における詩と音楽のつながり―谷川俊太郎の作品を基に―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
谷川俊太郎の詩が合唱曲の歌詞として,なぜ多くの作曲家によって取り上げられているのか,また,その詩は音楽とどのようなつながりを持つのかについて検討した。その結果,前者については,谷川の詩が,一文が簡潔であること,ことばにリズム感があること,誰もが体験する内容をわかりやすい言葉を用いていることで共感を得やすいことがその原因であることがわかった。後者については,谷川の同一の詩に異なる作曲家が作曲した合唱曲を試聴することにより調べた。その結果,作曲者が異なっても,試聴者は詩に対して共通のイメージを持つこと,それぞれの作品の特徴を的確に捉えていること,更に,作曲者は,時代による音楽環境の変化を捉えた表現方法をとっていることがわかった。
- 2009-02-25
論文 | ランダム
- 下中弥三郎における教育の固有性の探究 (松井春満教授定年退官記念号)
- 主体性形成の課題 : 生活教育の主張をめぐって
- 「教育方法の研究」史における「劣等児」認識
- 野村芳兵衛における「人生科」・「生活科」・「読書科」の考察
- 下中弥三郎の教育思想 : 教育的価値論を中心に