O市における育児不安に関する検討
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概要
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The purpose of this study is to identify childcare anxieties of mothers and how public health nurses cope with them. The data was collected from the contents of216 consultations of mothers with children under 14th months of age carried by public health nurses of N public health center, O city. It was revealed that most ofthe consultations were about child's physical and nutritious concerns. The childcare anxieties associated with growth and birth order and the child's age in months. Moreover, we found that even though there is a large volume of information available about childcare, it is too general. Based on the research findings, we made clear tendency of childcare anxiety of mothers and how the public health nurses coped with them.本研究の目的は,母親たちが育児に関して直面している不安を把握し,その不安に対する保健師の対処の実態を明らかにすることである。そこでO市にあるN保健センターの家庭訪問と月1回の育児相談会において,保健師が受けた育児に関する相談を分析した。対象はN保健センター管内の4つの地区で,1歳2ヶ月未満の児を持つ母親からの216件の相談内容である。その結果,母親たちの育児不安で最も多かったのは児の身体や栄養についてであった。さらに不安は出産順位によっても差があり,また児の月齢により変化し,その内容は児の成長発達と深く関係していた。そして,育児に関する情報は増えているものの,個別性に欠けていることや,母親たちの知識に偏りがあることも明らかになった。これらの結果をもとに,現在の母親が抱える不安の傾向を考察し,N保健センターで実施している育児支援活動を踏まえ,母親の不安の対処について検討した。
- 岡山大学医学部保健学科の論文
- 2003-03-20
岡山大学医学部保健学科 | 論文
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