公立中学校および適応指導教室におけるチェックリスト運用体制の開発1
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概要
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本研究は中学校および適応指導教室の生徒を対象としたメンタルヘルスと体験活動の充実感を測定可能なチェックリストを作成し、その運用体制に必要な議論を行うことを目的とする。現職教師ら合計10名とともにメンタルヘルスと体験活動充実感のチェックリストを作成した。2006年度に中学生の職場体験活動の評価として111名、また適応指導教室の体験活動後の振り返りとし、のべ108名分のデータを得て分析を行った。その結果、体験活動充実感・チェックリストの得点が高ければ、メンタルヘルス・チェックリストの得点が改善される傾向が中学校と適応指導教室それぞれで確認された。そのため、適応指導教室群の方が中学校群よりも難しさのある回答の得点分布を持つことが確認された。そのため、適応指導教室群の得点分布を参考に不登校等のリスクが高まると考えられるチェックリストの危険域の存在が示唆されるとともに、メンタルヘルスだけでなく適応指導教室の一部通所者の軽度発達障害へのフォローと、今後教育現場にとって経済的・労力的にコストが低く利用できるチェックリストの運用方法を議論した。
- 2008-02-25
論文 | ランダム
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