ジベレリンの散布がセロリーに及ぼす影響についての研究 セロリーの体内成分たるクロロフィル,カロチン,ビタミンCに及ぼす影響
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概要
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1 1962~1965年ジベレリン散布がセロリーに及ぼす影響,特に体内成分たるクロロフィル,総カロチン,ビタミンCに及ぼす影響につき組織学的,生理学的に観察した.2ジベレリン散布により茎葉部の伸長,肥大効果は顕著である.3品質に及ぼす影響として若干す入りが多くなると同時に黄化退色する.4組織学的に観察してみるとジベレリン散布の影響により,明らかに孔辺細胞中のクロロプラストは減少し同化組織中のクロロプラスト粒数の減少も認められる.5ジベレリン散布によりクロロフィル,総カロチン,ビタミンCの含量はほぼ並行的に減少することが認められる.6以上の実験結果よりジベレリンの散布によるセロリーの黄化退色現象はクロロプラスト中の生理的影響も考慮されるが,主として同化組織単位容積当りのクロロプラスト粒数の減少が主因をなすもののごとく考えられる。
- 岡山大学農学部の論文
岡山大学農学部 | 論文
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