FEMALE URETHRAL CANCER: REPORT OF 2 CASES
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概要
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症例1, 74歳.初診, 1975年3月11日.主訴,外尿道口部の尽痛。外尿道口部に外観尿道小阜を思わせるアズキ大の腫瘤を認めた。電気切除された腫瘤は,組織学的にはadenocarcinomaであった。さらに尿道全周にわたりTUR,TUECを行なった。 1979年7月他施設にて死亡した。死因,その他は不明であった。 症例2,63歳。初診, 1980年5月14日。主訴,外尿道口部の腫瘤。尿道全摘術+膀胱痩造設術を施行。組織学的にはsquamous cell carcinomaであった。術後, 下腹部と両ソケイ部に4000radのコバルト照射を行なった。 1980年11月末現在,再発,転移の徴候は認めていない。1975年より6年間に経験した2例の原発性尿道癌を, 若干の文献的考察を加えて報告した。Primary carcinoma of the female urethra is uncommon. In a review of the literature In 1980 Yamazaki and colleagues found 234 cases. Herein we describe such 2 cases.
- 泌尿器科紀要刊行会の論文
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