自分なりの美意識を育む図画工作科指導法の在り方 : ポートフォリオ評価法を活用した実践研究を通して
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概要
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本研究の目的は, 表現や鑑賞の活動を通して, 他者とかかわり合いながら, 新しい文化を形成するために必要である自分なりの「美意識」を創り出していく力を育むために小学校図画工作科の題材開発やポートフォリオ評価法を活用した実践的研究を行なうことである。題材開発では, 我が国の伝統文化を意識した実践や子ども同士のつながりを意識した実践を行った。ポートフォリオ評価法は, 小学校2年生から6年生において, 学習の過程や振り返りの中に取り入れ, 年間を通して継続的に指導を行った。積み上げられた記録から子ども達の変容の様子を探り, その効果を検証した。結果から, 相互鑑賞時における子ども達の記述の質の高まりが分かった。形や色など, 鑑賞のポイントを示すことで, より具体的に鑑賞を行うことができるようになった。また, 綴られた過去の自己の作品を参考にしたり, 比較したりすることによって自身の成長を感じ取り, より積極的に活動に参加できるようになった。今後の課題として, 自己の作品に対して自信を持てない子どもの割合が依然と多く, 今後も継続して時間をかけて指導をしていきたいと考えている。
- 2010-03-31
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