カンボジア王国における体格・体力について : 評価基準値の算出(第3報)
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概要
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多くの開発途上国では、予防医学の考え方が十分に広まっていない。それに伴い体育・スポーツ活動が十分に普及しておらず、体育科教育での基礎資料となる対象児童・生徒の体格や体力に関連する資料はおろか、測定をおこなう十分なシステムが整っていないのが実情である。本報は、カンボジア国での体育科教育の基礎資料の充実を目的に、身長と体重のパーセンタイルグラフの作成、体力測定に関する評価基準値の算出および評価表の作成を試みるものである。調査対象は、カンボジア国内Phnom Penh市、Battambang州、Kompong Cham州、Sihanouk Ville州、Kompong Chhnang州、Svay Rieng州、Kratie州、Rattanak Kiri州の小学校へ通学する12歳から15歳の学童(女子:630名、男子:677名)であった。測定項目は、体格測定として身長、体重、体力測定として上体起こし、長座体前屈、反復横とび、5分間走、50m走、立ち幅とびであった。体格に関するパーセンタイルグラフは横軸を年齢、縦軸を身長、体重として5、10、25、50、75、90、95のパーセンタイル値で示した。体力測定の評価基準値は、正規性が保証されたデータのみを採用して、平均値と標準偏差から求めた。
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