介護専門職自律性尺度作成 : 介護福祉士資格の有無と経験年数による比較
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概要
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要旨 本研究は、介護専門職の自律性尺度を作成し、介護福祉士資格の有無と介護職としての経験年数による差異を比較することを目的に実施した。研究対象は、Y県介護職員120人のうち研究協力の得られた116人(回収率96.7%)である。結果、介護専門職自律性尺度は「介護実践力」「職業倫理観」「介護専門知識」「個人の自律性」「自立的判断力」という5つのカテゴリーが抽出された。クロンバッハα 係数はそれぞれ、0.90、0.84、0.77、0.66、0.71だった。介護福祉士資格の有無別自律性は、「介護専門知識」のカテゴリーにおいて、資格有が資格無より有意に高かった。経験年数別自律性は、「介護実践力」のカテゴリーにおいて、3年以上6年未満が3年未満より有意に高かった。また、「介護実践力」「職業倫理観」「介護専門知識」「自立的判断力」のカテゴリーにおいて、6年以上が6年未満より有意に高かった。「個人の自律性」のカテゴリーにおいて、6年未満が6年以上より有意に高かった。このことから、介護福祉士教育を土台にした介護専門職の養成と、経験年数に応じた継続教育の必要性が示唆された。
- 2010-03-10
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