歌謡文学と茶の湯 ―堺文化圏と「わび」の心―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
「隆達節歌謡」は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて、高三隆達の節付けによって評判を取った一大流行歌謡である。隆達は大永七年(一五二七)に泉州堺の地で生誕し、慶長一六年(一六一一)に八五歳の生涯を閉じたが、同時代に同じ堺で活躍した町衆は多い。中でも三宗匠と称された茶人の千利休、今井宗久、津田宗及の存在は無視できない。他にも早歌という歌謡に秀でた松山新介がいた。本稿では安土桃山時代の歌謡界をリードした「隆達節歌謡」の心とことばの中に、同じ時空を生きた堺文化圏で育まれた精神、とりわけ堺の茶人たちの「わび」の心が反映されていることを具体的に考えていきたい。“Ryutatsubushi-kayo”became very popular from the Azuchimomoyama era to the early years of the Edo era. They are songs which were sung by Takasabu Ryutatsu who lived in Sakai. In those days three great genius of the tea ceremony, Sen-no-Rikyu, Imai Soukyu, Tsuda Sougyu, flourished in the same place. They thought “wabi”was very important mind in the tea ceremony. In this report it is written that there is similar mind to“wabi”in the words of “Ryutatsubushi-kayo”
- 2009-09-30
論文 | ランダム
- 15.「胃もたれ」へのこだわりから体重減少を来した摂食障害の1例(第75回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 数学的な見方や考え方を引き出すソフトウェア : 教育用総合ソフト≪findout≫を活用して
- 9A-3 数学的な見方や考え方を引き出すソフトウェアの開発
- 9A-11 授業におけるコンピュータ活用の視点
- 433 インテグラルスライディングモード制御のロバスト性改善