「隆達節歌謡」未紹介資料・補遺(八)
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概要
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「隆達節歌謡(りゅうたつぶしかよう)」は一般に「隆達節」「隆達小歌」などと称される歌謡で、堺の顕本寺に住した高三隆達(たかさぶりゅうたつ)(大永七年〈一五二七〉〜慶長一六年〈一六一一〉)が歌い出して、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての巷間を彩った一大流行歌謡である。「隆達節歌謡」には胡麻譜のあるもの、ないものを含めて多くの歌謡の書き留めが残されている。筆者は諸方に埋もれている「隆達節歌謡」の文献資料を捜索し続け、これまでに五二一首の歌謡を集成した。また、新たに管見に入った未紹介資料や伝本に関する知見を折々に紹介もしてきた。本稿はそれらに続く一連の拙稿の一編にあたる。本稿では川崎市市民ミュージアム所蔵の古筆手鑑『披香殿』に押された断簡を新たに紹介するとともに、近時明らかになった数種の伝本に関する知見を覚え書きとして記す。“Ryutatsubushi-kayo”are songs which were sung by Takasabu Ryutatsu who lived in Sakai. They had become very popular starting the Azuchimomoyama era and on the early years of the Edo era. There are a lot of unknown materials about them. This report is one of the series in which these materials are introduced. The song books introduced here are“Nendai husyo-sansyudankan(年代不詳三首断簡)” The notes from different angles about Ryutatsu and“Ryutatsubushi-kayo”are added at the end of this report.
- 2009-02-27
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