患者と共有する看護計画の試み ~立案・実施・評価~
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概要
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近年、医療の現場において患者の意思を尊重し、患者参加の看護計画を実践することが求められている。私たちは患者にとってより満足度の高い看護を提供するために、今回帝王切開術を受ける患者に対象をしぼって、患者の思いを共有し、その希望を取り入れた内容の計画を共に立案・実施・評価することを試みた。またスタッフ間でも計画を共有し、統一されたケアの提供を心がけた。退院時の感想から、患者自身の評価としてスタッフ全員が自分の考えを理解し、援助してくれているという安心感と満足感をもたらすことができたという結果を得られたと言える。今回の研究ではさらなる看護の質の向上のために、患者や家族と看護計画を共有し、表出された問題点を解決していくことの重要性を改めて意識づけることが出来たと考えられる。
- 北海道社会保険病院の論文
- 2004-01-31