児童の人間関係を育てる実践の検討 ―グループ学習の工夫を通して―
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概要
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教師は、学校生活の大半を占める各教科の授業を通して、児童の人間関係の形成を促進する働きかけをすることで、いじめや学級崩壊等の課題に対応する必要がある。そこで、教科のねらい達成と児童の人間関係形成の促進を図るための、学級集団の実態に応じたグループ学習の実践を試み、検討した。実践前後のアンケートの分析結果より、児童の人間関係の向上が見られた。また、学級全体として学習のねらいをおおむね達成することができた。人間関係の向上に関しては、互いの意見を参考にし合う活動を通して周りの児童から認められる経験をしたことで得られた結果であると推測される。学習の達成状況は、学級全体としておおむね達成できた一方で、人間関係の向上が学習の達成状況に対して直接的に効果があるわけではなく、教師による授業構成や働きかけ、学級における規律の定着状況など、他の要因も学習の達成に関わることが示唆された。
- 2010-03-31
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