エタノ-ルを混合した火花点火機関の性能
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概要
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現在,石油資源の温存という観点から代替エネルギー,あるいは代替燃料の利用技術を開発する必要が要請されている。それには次の条件を満たしていることが望ましい。(1)生産,輸送および貯蔵が大量にかつ低価格で可能なもの。(2)輸送および貯蔵の設備は既存のもの,あるいは既存のものに小改良を加えて使える可能性のあるもの。(3)常温で液体であるもの。(4)燃料それ自体,および排気成分中に著しく有害成分を含まないこと。もしくは後処理などによって浄化できること。(5)既存の燃料に比べて爆発の危険性が同等,もしくはそれ以下であること。(6)既存のエンジンの小改良で使用できる可能性のあること。メタノール,エタノールなどのアルコールは,以上の条件にほぼ合致する有望な将来燃料の一つであるといえる。メタノールは天然ガス,石炭,木材,都市および産業廃棄物などを原料とする合成燃料であり,エタノールは糖およびでんぷんの成分が多い農産物を利用して発酵法で製造する燃料である。本実験では理論空論比と比重がガソリンに近く,ガソリンとの混入が容易で機関運転も可能であることからエタノールを用いて実験を行った。
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津山工業高等専門学校 | 論文
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