林羅山と手沢本正平版論語をめぐって
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概要
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我国における中国古典の解釈は,中世を境として大きな変化を見せる。漢唐訓辞の学と宋学は並行した歩みを示しながら近世に入ると大きな流れとなったのは宋学の方であった。この新しい学問の旗手となったのは,藤原惺窩であり,文之玄昌であり,そして林羅山であった。彼等は,旧時代の学芸と対決する姿勢を保ちながら,伝統の重さ故に,結局は,それとの調和を余儀なくされていったのであった1)。藤原惺窩の弟子であった林羅山も,師と同じ道をたどって近世朱子学の基礎を築いたのである2)。それでは羅山は,伝統とどのように対峠し,自らの学問を形成していったのであろうか。本稿では,その萌芽を,手沢本正平版論語に見,この本をめぐる問題について私見を述べようと思う。
- 1986-02-05
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