中学校・高校における保健授業実態の要因構造に関する一考察
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概要
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日本学校保健学会共同研究課題「保健教育」A班による, 中学校・高校の保健授業担当教師に対する郵送調査の結果を分析し,つぎの知見を得た。 1)保健授業担当者は, 教職経験年数の多いもの, 私立卒,4年制卒, 保健体育免許のみ所有, のものが多くなっている。 2)出身校における保健科教育法の履習状況や, 保健教育目標観は, 教職経験年数との関連がみられた。 3)保健教育観は形式的な授業実態よりも内面的な授業準備と関連している。 4)保健授業の実施状況は, 特に中学校において望ましい状態といえなくなってきている。5)担当教師の担当意欲は低下傾向である。6)授業の自己評価が高い群は,自分の素養にも自信があり,また外部への注文も少ない。7)大学等における保健科教育法の教授内容,現職教育での研修内容に改善の余地がある。
- 愛知教育大学の論文
- 1982-02-20
著者
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