高校時代・大学受験期間の運動習慣が大学入学後の運動習慣に及ぼす影響
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概要
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近年、社会の様々な分野においての科学技術の高度化、情報化、都市化等の著しい進展が、身体の不活動を引き起こしている。そして、身体の不活動はさまざまな健康問題や体力低下を引き起こす可能性を秘めている。よって、健康問題の予防にとどまらず、豊かな人生を送るうえで身体活動を増加し維持することは重要である。しかし、現状では年齢が進むにつれて、身体活動に従事する割合が低下しているという報告2-6)がある。特に、大学生においては21%の者しか部活動やサークルに参加していないという報告1) もある。社会に出る一段階前の大学生期の身体活動は、生涯を通しての身体活動の基礎となる重要なものである。このような低下を食い止めるためには、それぞれの年代における運動習慣に影響を与える要因を明らかにすることが必要である。そしてそれは、身体活動増進のための行動変容に生かすことができる。そこで本研究では、現在の運動習慣に影響を与える要因の一つに、過去の運動習慣があるのではないかと仮説をたて、高校時代や大学受験期間の運動習慣が大学入学後の運動習慣に影響を与えるのかを調査した。そして、大学生の運動習慣に影響を与える要因を明らかにすることを目的としている。
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埼玉大学教育学部 | 論文
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