リュウキュウマツ群団について : 琉球列島の植物社会学的研究III
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概要
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琉球列島を特徴づける植生としてリュウキュウマツ林があげられる。奄美諸島から八重山諸島まで64地点で得られたリュウキュウマツ林は以下の2群集1群落にまとめられた。1.サキシマツツジーリュウキュウマツ群集 Rhododendro amanoi-Pinetum lutchuensis 2.コゴメスゲーリュウキュウマツ群集 Carici brunneae-Pinetum lutchuensis 3.ノボタンーリュウキュウマツ群落Melastoma candidum-Pinus lutchuensis-Gesellschaftサキシマツツジーリュウキュウマツ群集は自然林であり,コゴメスゲーリュウキュウマツ群集,ノボタンーリュウキュウマツ群落は二次林であり,一部植林も含まれている。これら2群集1群落は,リュウキュウマツ,カンコノキ,ギイマ,ササバサンキライ,などを標徴種および区分種としてリュウキュウマツ群団Pinion lutchuensisに上級単位がまとめられる。
- 東北植物生態談話会の論文